家づくりの事例

平屋の家がブーム?!「平屋の造つくり方」

こんにちは岐阜の自然素材屋タマゴグミのいてです。

今日は、平屋についてお話をします。

というのも、最近家のご相談にいらっしゃるお客様が「平屋に住みたいんですよ」とか「平屋で計画してください。」という方が増えてきているのです。そこで、弊社での事例を踏まえながらお話してみようかと思いました。

私事ですが、私の実家は羽島にあるのですが、実は平屋なんです。子供の頃、友達の家に行っては「何でうちは平屋なんだよ。」って思っていました。2階のほうが景色がいいし、階段を上がると言うイベントがある。

建築屋をやりはじめてから感じたのですが、見学会をやると、小さなお子さまが繰り返し繰り返し階段を昇り降りする光景を見ます。子供にとっては平屋よりも2階建てが憧れなのですが、なぜか大人になると平屋にあこがれるのですね。平屋はまあ、イカの塩辛みたに大人になればおいしさに気づくものかもしれませんね。

それでは、平屋の事例を交えながら 平屋の造り方や条件などをまとめていきましょう

タマゴグミの平屋の事例と造り方

タマゴグミで建てさせて頂いた平屋の事例です。

まずは瑞穂市の平屋です。

総面積が30坪で4人家のお宅です。面積には車庫や外物置も入っていますので住居部分だけですと、25坪ちょっとの平屋となります。

土地の大きさは少し広めの75坪あります。

Point=土地の大きさ
土地の大きさは何坪でもOKですが、理想は70坪、やはり60坪くらいはほしいです。家は建物だけではなくお庭や間(隙間)で出来ています。いくらよい家を建ててもそれを取り巻くお庭や間がなければ残念なことになってしまいます。

お子様が走れ回れる屋根付濡れ縁は重宝していますが、鳩の被害にあい後から天井に網をはりました。

駐車スペースから玄関まで屋根を設けて、雨の日も濡れずにいえに入れるようにしています。

平屋の外観で素敵なのは伸びやかなデザインが作れることです。出来る限り高さを押えて、

ご家族4人の家で、4畳半の和室もついています。中は

こんな感じです。ロフトは主に物置として使っています。閉まっている障子の向こうは二人のお子様が使っている部屋です。開け放てば居間といったいで使用可能です。

Point=プライバシー
家の総坪数が60坪とか巨大な平屋を作る場合は別ですが、住居部分が25坪等コンパクトに作るときは、出来る限り開放的に造ったほうが気持ちの良い空間が出来ます。しかしその場合、壁が少なくなりお互いのプライバシーが守れなくなることがあります。その場合ですが、まずはご夫婦が使うであろう寝室はきちっとした部屋として作り上げ、その他の部屋は建具等を使っていざとなったら仕切れるようにする方法はいかがでしょうか。

お子様の部屋の状況です。

Point=間仕切り
お子様が大きくなったら部屋を分ける必要が出てきます。写真奥にある棚は可動式です。部屋を2つに分けたくなったらこの棚を移動して中央でビス固定するだけです。かかる費用は・・・私がやりますので、まあお茶とおいしいお菓子を1つ程度です。このように、可動家具を使って間仕切りをする方法は有効です。ただし、地震等の際に倒れないように固定はしなくてはいけません。

 

キッチンからの様子です。キッチン続きにテーブルを設けています。

Point=キッチン
これは平屋に限ったことではありませんが、お子様の様子を見ながら料理をや後片付けができるキッチンは対面キッチンだけではありません。この様に並列で並べる方法もあり、面積が節約できます。

 

写真左に水回り、右は主寝室とキッチン、その横に家事用の屋根付バルコニーがあります。

 

岐阜の平屋です。

ご夫婦お二人のお宅です。

Point=家族構成
平屋の場合家族構成はシビアに考える必要があります。(大規模平屋は別です)というのも、子供たちの居場所を2階に逃がすという手が使えません。今、5年後、10年後、20年後の家族構成はどうなっているか予想をして間取り計画をしましょう。

22坪程度の大きさで、土間付のお宅です。

内部はこんな感じです。土間に設けた格子状の建具が目隠しになり、フルオープンのサッシを全開にしてもお昼間なら外から見えません。

Point=外の居場所と南に向いた窓
折角平屋を建てるのであれば外との関係を持てる場所を造りたいですね。この場合、屋根と目隠し戸つきの縁側を造りました。これがあることでお昼間に南の窓を開け放っていても外からの視線が全く気になりません。(外観の写真を見てください)
南に窓をつける=南の光を取り入れたいからですね。それが南に窓をつけても人目が気になってカーテンをしたりひどいときにはシャッターを閉めてしまったり・・そんなことがないように、お昼間に南の窓を開け放てる工夫が必要ですね。

 

ロフトは主に物置です。トップライトを設けています。

Point=平屋と構造計算
平屋にとってロフトは有効な物入れの手段です。ただ、ものいれとして使う以上私はまともな部屋として考えています。よって、平屋の場合でも構造計算(壁量)は2階建ての基準を採用しています。平屋の構造計算(壁量)は2階建てに比べてゆるい基準になっています。ロフトを目一杯使うのであればあえて厳しい条件を使うのもひとつの手だと思っています。

下の写真は個室です。建具を閉めれば独立した空間になります。段差をつけて視線を変えることで、開け放された状態でも別の部屋と感じるように造っています。

 

平屋のデメリットは?

メリットの前にデメリットを書きます。

一番大きなデメリットは、同じ広さの家の総二階の家と比較すると平屋は価格が高くなってしまうことでしょう。

単純に述面積が30坪の総2階建てと平屋を比較してみましょう。

まずあなたも直ぐ気づいたと思われる2階建てよりも平屋は基礎と屋根が大きくなることです。

汚い手書きですが我慢してみてください。平屋は基礎面積は2倍 屋根面積は1.75倍になっています。

Point=ベタ基礎だけが基礎じゃない
基礎=ベタ基礎 という図式が出来てしまっていますが、ベタ基礎だけが基礎ではありません。また、ベタ基礎だから丈夫というわけでもありません。布基礎という選択肢もあります。地盤の強さが1㎡あたり30キロニュートン以上、もしくは適切な地盤改良を行えばコンクリートと鉄筋量を抑えた布基礎が採用できます。そうすれば、基礎の価格を抑えることも可能です。

~価格の比較~
タマゴグミの例で価格を比較してみます。
基礎の全体に対する価格は約1割 屋根は7%程度(ガルバリウム屋根の場合)それに屋根の場合は断熱材、内部仕上げ材を足しますのでやっぱり1割ちょっと。ということは、同じ大きさの総二階建てと平屋の価格を単純に比べると平屋のほうが2割ほど高くなることが解ります。

それでも高さが低くなるから平屋の場合、外壁は大幅に減るだろうと思われますよね。

外壁面積を比較してみました。

屋根の三角部分を除くと平屋の外壁面積は、2階建ての外壁面積より36%ほど少ないです。外壁と断熱は全体の価格の約5%程度ですから、全体の2%ほど価格が下がるはずです。しかし・・・

屋根を切妻でかけると平屋も結構な面積なり、さほど差が無くなることが解ります。

これらに、手間賃が少し上がりますので同じ大きさの総二階の物件と平屋の価格を比べると約3割、2000万円の家だと600万円の差が出ることになります。

平屋の他のデメリットはサラッと書きます。

  • 温熱環境が悪くなる場合が多い。(平屋は外気にふれる面積が増えるため)
  • 大洪水のときの水没リスクが高い。(岐阜は洪水が多いから・・・)
  • 敷地面積が沢山いる。(けど、岐阜は案外土地が安いからあまりデメリットじゃないかも)
  • 夜、お休みのとき窓を開けっぱなしにしづらい。(プランを工夫すればいいですが)
  • 小さなお子さんが階段がないとなげく。(??)

他にもあるでしょうか、ひとまずここまで。

平屋のメリットは?

平屋のメリットは、お客様自身がご存知なのですがわかる限り並べてみましょう。

  • 1階で全て済ませられるので、生活が楽。
  • バリアフリーになり老後の生活が楽。
  • 全ての部屋が地面と近くなり、お庭が十分楽しめる。
  • 天井が屋根なりに出来て、空間に面白みが出る。
  • 建物の高さが低くなり、見た目が優雅になる。
  • 地震のときの被害が少なそう。(構造設計がしてない平屋は2階建てより弱いですが。。。)
  • メンテナンス費用が安くなる。(とはいえませんが)

と、いったところです。

 

メーカーさんがとったアンケートによると、新築を考えている方の6割以上が平屋を望んでいます。それは弊社タマゴグミのお客様もそうです。

平屋がほしいと思ったら

同じ仕様で同じ面積の大きさの家を手にいてるのに、平屋は2階建てより約3割程度高い、しかも土地面積も通常より10坪程度広く必要。これを価格になおしたら約750万円ほどの予算UP。月々2万4千円強のローン支払いが増えます。(弊社の場合。土地価格を坪15万円程度、ローン金利全期間固定2%と仮定)

このコストを支払う価値はあるのか、最終判断はあなたが行わなくてはいけません。

そのために行うことは簡単です。

  1. 紙とペンを用意します。(パソコン可です)
  2. ご自分に「私はなぜ平屋がほしいのか?」と質問します。
  3. 思いついた回答をとにかく書きまくります。「も~~ほしいものはほしい!」とか言葉になっていない内容でも、考えず書くのがコツです。どうせ見るのは自分か家族だけですので。
  4. そして落ち着いて何日かに分けて見直します。
  5. 見直したときにやっぱり平屋!と思ったら、平屋に決定ですね。

上記のことで、あなたの本当の希望が見えてくるはずです。もし、難しいと思ったら私たちがお手伝いすることも出来ます。そのときは遠慮なくご連絡ください。

さあ、あなたは平屋派ですか それとも・・・

 

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