日記

雨どいは格好悪い? 

ここ1ヶ月で、金沢と東京に行ってきました。どこかへいくとついでに有名な建築を見てくるようにしています。高尚な考えはなく「なんか使えないかな?」と参考になることを探してきます。

今回はこんな建物を見てきました。

金沢 鈴木大拙館

金沢兼六園の近くにある鈴木大拙さんという仏教哲学者の資料館?です。設計は谷口吉生先生。 結構有名な建物ですのでご存知の方は多いかもしません。有名な写真はこれです。

いいですよね。プロなら、これがこうでという説明をするのですが私の場合、いいものはいい それだけです。ペラッペラの屋根の薄さ。屋根が薄いと建物は格好良く見えます。。ぺらぺらに見えても、鉄板がチョンと乗っているわけではありません。人の視界に厚さを感じさせる要素を見せていないだけです。タマゴグミでも、少しでも屋根を薄くしようと努力をしているのですが、丈夫さ、コスト、そして屋根断熱のことを考えると今のサイズが精一杯です。(と言い訳をする)

建物には丸い窓とか、レンガ模様とか、ゴテゴテっとしたものは一切ありません。なのにこの美しさ。本当に美しいものをつくるには、装飾はいらないということですね。

水盤です。 ここで子供を遊ばせたら楽しいだろうな・・なんて思っちゃ駄目です。水盤に映る緑、風で揺らぐ感じなどを見ながら瞑想するためのものです。だけど・・・ここでおもちゃのホバークラフトを走らせたら面白いだろうなと、私も思います。

内部からの写真です。出入り口で景色を見る窓でもある部分です。

窓って何のためにあるか知ってますか? そんなん、光や風を取り込むためだろ。 と思いますよね。 そうなんですが、もうひとつ重要な役割があります。「景色を切り取る」役割です。想像してみてください。写真の窓の左の見えないところにごみ置き場、右には駐車場(この場所では絶対ないシチュエーションですけどね)だけど、窓で景色を切り取ることで見せたい部分だけ見せることが出来るのです。だから、土地が変われば窓の位置も変わるのは常識で別の土地で同じ建物を建てること事態に無理があると常々思っています。

根津美術館

東京の南青山にある美術館です。 いまをときめく隈研吾先生の作品です。隈研吾さんは東海地方では、御園座の監修とかやっています。

写真は美術館入り口までのアプローチですが、これがいいんですね。 アプローチを長くすることで、いままでいた所と別の空間に入るんだという期待感というかシャットアウト感というか、それが何ともいえないのです。 来年春に街中の狭いところで住宅の計画があるのですが やっぱりこの感じを出したいので玄関までの距離を大切に設計してみようと思います。

内部です。住宅ではここまでのことはなかなか出来ません。ただ、この階段と開口の関係などは使えるかなと思い見てきました。

外観です。瓦屋根がグヮ~っと迫ってくるあたり、迫力です。そして最後にシャープに切り取るために薄い屋根が。

高さを押えた2階部分。美しいです。色々な制約や条件の中、高さを押えることは非常に苦労すると思われます。それでもあえて落としている努力、見習うべきところです。屋根はやはりペラペラでカッコいいです。

この二つの建物に共通なのが、トイが無い?? 多分、鈴木大拙館のほうは、屋根途中についていて、見せないようにしているのでしょう。根津美術館は、一部人画で要るするところを除いて多分無いです。せっかく努力して薄くした屋根ですから それを壊す樋はつけたくないのでしょう。 住宅の場合も、樋は色々工夫されています。メーカさんで多いのは屋根の途中で樋をつくっているところもありますね。建築屋さんそれぞれ工夫していますので、そんなところに注目して建物を見てみるのも面白いでしょう。

おまけ パイナップルケーキ屋さん

隈研吾先生の作品です。ちょっと前に話題になった建物で、台湾のパイナップルケーキを扱っているお店です。私には残念ながらこのよさが解りません。面白いとは思いますが。

このように、建物是対を木で囲んでいます。施工している状況を見てみたかったです。

内部は、

こんな感じです。写真は3階のミーティングルームです。壁や天井は構造用合板そのままです。ローコストに見えますが、この材料を綺麗に納めるには相当な手間が要ります。一概にローコストとは判断しかねる材料ですね。

この建物は商業施設だからこそ成り立つものと私は感じます。話題性抜群の建物は、売り上げに間違い書く貢献していると思います。ただ、これが住宅だったら10年後からのメンテナンスを考えると・・怖いですね。

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